パズ開発秘話
モチーフになりましたのはソ連時代から制作されているロシア製のUAZです。全体の無骨な雰囲気ととぼけた顔が魅力の車です。
ベースとなりましたのはTV、TWスバルサンバーです。
デザイン的にはオーバーハングの出具合が決め手となりました。
開発している頃はサンバーがなくなるという噂がありましたが、まだ噂レベルでさらにこの後マイナーチェンジまで行われるとは思いませんでした。
フロントメンバーはバンパーギリギリまで出ていて、寸法に余裕のない中での作業となりました。
完成形のイメージを膨らませるためウレタンブロックでだいたいの造形をしていきます。
ウレタンブロックで形が整いましたら、全体を均一に1cmほど削っていきます。
削ったのち、最終的な造形を成形するための材料をつけていきます。
こういった単純な造形ほど難しいですね。誤魔化しがききません。
デザイン的にはもう少しおでこを出したかったのですが、車検の関係でフロント部は最終的に30mm削りました。
生産型の制作が終わりました。
一発目の製品で、フィッティングのチェックです。
こうしてパズは産み出されました。